やさしい人

 

社会に出て二年目に突入しました。

一年目の時は日々の業務に追われ、なかなか余裕がなかった。

だから、誰かのことを気にかけたりする暇はなかったんだけど、

最近、ある程度落ち着いてきて余裕が生まれることが多くなった。

 

そしたら、いろんなことが見えてきた。

 

直近の先輩であり、一番迷惑をかけて一番救ってくれた人。

仮にその人をブラザーと呼ぶことにします。

 

 

最初の何をどうしていいのかわからなかったとき、

色々指示してくれたり、自分の一年目の時の話をしてくれたり、

失敗したときは、失敗しない人はいないんだからと励ましてもらい

入社当初から色々気にかけてくれていた。

 

すごくわかりやすく色々説明してくれたり、

一回聞いて全部理解できる人なんていないんだから

同じことでも何回でも聞いてね、50回までなら教えるからと

心強い事をいつも言ってくれたり、

うまく言った事を何度もほめてくれて、

今まであんまり自信のあるタイプじゃなかったけど、

ブラザーのおかげで自信が持てるようになったし、

本当にいい先輩に恵まれたなと思っていた。

 

 

そしてつい最近、新しく一つ上の先輩が異動になってきた。

その先輩もわたしと同じ業務に関わる方なので、

その業務の大変さとかをよくわかってくれる人。

でも月日も浅いし、あまり深く話したこともない感じだった。

 

わたしが連休に入ったとき、

わたしの代わりに入る人が仕事のできない人で

連休明けに仕事が山積みになっていた。

 

それを見てすかさず、

先輩に、自分暇なので手伝うよ、何したらいい?

って聞かれて衝撃。

 

仕事って一人でやるものじゃないんだって思った。

話こそかけてくれない人だったけど、

それってたぶんそういう性格なだけで、

実はとても人を想いやれる人なんだなと。

 

 

入社して一年がたって、

人のやさしさに気づく事ができるようになりました。

 

成長してる実感があまりなかったけど、

人のいいところを見つけることができる余裕ができたことも

少しは成長したってことなのかな。

 

そしてわたしも先輩という立場になったからには、

後輩にこの二人にしてもらってきたことを

受け継いでいこうと思います。

 

 

 

 

春を前に温かくなったエピソードでした。